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してもらって当たり前

  • lgishikawa2307
  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

入居者さんたちの中にはタバコを吸っている方が数名いらっしゃいます。当グループホームでは建物の外に喫煙所を設置しそこで吸っていただくようにしており、喫煙入居者さんたちに喫煙所の管理をおまかせにしています。


喫煙入居者さんたちは『たばこ組合』というのを結成して組合長さんを立て、毎日メンバーで当番を決めて、灰皿の掃除やタバコに関する苦情対応などを行っています。


ある朝早く組合長さんが当番で灰皿の掃除をしていると、そこに図体のデカいAさんがタバコを吸いに現れました。Aさんは多少知的に問題を抱えているということでなぜか掃除当番からは免除されている方でした。


普通だったらAさんは当番を免除されているのだから、「ありがとう」と言いながら恐縮して小さくなって掃除が終わるのを待つべきです。それなのにあろうことか、その時Aさんは組合長さんが一生懸命掃除しているのを見ながら、「まだか!」と怒鳴ったのです。


組合長さんはこれを聞いて怒りが込み上げてきたそうですが、グッとこらえて作業を終えてAさんにタバコを吸わせたそうです。


Aさんは普段から「してもらって当たり前」の人だったそうで、自分からは何ひとつせず、いつも自分の境遇に満足せず駄々こねと不満ばかりでした。


グループホームも10ヵ所以上変わって担当者に上手に甘えながら渡り歩き、最後は「ババア(母)のところに帰る!」と当グループホームを無断で抜け出して、高齢母の一人暮らしの実家に戻っていきました。そして実家に戻って1か月後に脳梗塞で倒れて半身不随になったそうです。


当グループホームとしては「してもらって当たり前」を「喜んでしてあげる」に変換できなくて本当に残念なことでした。できることには限界があるといつも思います。でも気を取り直して今日も限界に挑戦です。











 
 
 

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